新産地”Airmadidi”のヒラタ原名亜種
いわゆる、マナドヒラタ。
その新産地個体が入荷されました。
インドネシア 北スラウェシ州 北ミナハサ県 アイルマディディ
アイルマディディというのは、初めて耳にする産地です。
どのあたりかというと、、、
Kota Manado(マナド)から比較的近いですね。
この新産地採取個体に興味が沸いたので、入手してみました。
こういうのは、実際に手に取って見てみるのが一番ですからね。
それでは、早速そのWILD個体をご紹介したいと思います。
※WILD個体のため、ダニが付着しているのはご容赦ください。。。
スラウェシ本島北部産地系の特徴を良く現している個体ですね。
大顎の張り出しが強く、最大内歯の位置は一発上がり。
このあたりは、上から見る角度によって、かなり印象が変わりますので、毎度のことながら画像で見るものとは違ってきます。
この個体は全長サイズもそこそこありますので、ブリードが楽しみです。
同産地のメスも2頭いますので、1頭は持腹、もう1頭は追い掛けをする予定です。
あくまで主観ですが、コタモバグ(仮)産に代表されるようなスラウェシ本島北部産地について、昨今流通しているブリード個体は、比較的累代の進んだ(血が濃い)個体が多く、その影響もありサイズが伸ばしにくく、さらに形状に”飼育個体っぽさ”が出ている個体が多いため、当方ではメインとしてのブリードは行っていません。検証用のラインをいくつかブリードしている程度です。
そんな中での新産地ということでしたので、検証を含めて入手してみた次第です。
ヒラタクワガタ原名亜種は、他の亜種とは違う独特の”渋さ”と言いますか、何とも言えない”WILD感”が個人的に好きな部分でありますので、そのあたりを失わないようなかっこいいブリード個体の作出を心がけています。
さぁ、次世代にどんな子達が出てくるのか。
ブリード経過は、記事にしていきますので、お楽しみに。
当方で使用している成虫用餌ゼリーはコチラ↓↓↓