D.t.titanus マナドヒラタ 検証outline
マナド産マナドヒラタのアウトラインブリード。
我が家の大型ライン♀にWILD♂を掛け合わせたラインです。
昨年末に割り出しを行い、1本目のボトルに入れています。
使用した菌糸ですが、検証ラインということで3種類に分けています。
1.極太スマトラ用菌糸の中添加
2.F-ZERO+添加
3.G-ZERO+添加
この中の、「G-ZERO」に関してですが、基本的に幼虫の成長速度は速く、♂は比較的大きな幼虫に育ちやすいです。
まずは体重を乗せてから、その後じっくりと成熟させるという飼育スタイルにはハマると思います。
しかしその反面、管理温度20~22℃では、♀は高確率で1本目での早期羽化となります。
このラインにおいても、雌雄判別前に1本目へ投入しておりますので、いくつかの♀ボトルが下の画像の状態です。
7本のボトルが写っていますが、このうち6本がG-ZERO、残りの1本が極太スマトラ用菌糸です。
ボトル側面から蛹室が確認でき、半数以上が既に蛹化しています。
5月末~6月上旬頃には羽化しそうですね。
♂のボディ、大顎の太さを変化させられるかというテストラインなので、体長よりも横幅への変化が出て欲しい。
よって♀は早期羽化も致し方なし。そんな感じです。
雌雄判別してから菌糸の調整を行えばいいのではないか。そう思われる方もいらっしゃると思いますが、幼虫の加齢していく過程、初令から二令。二令から終令。それぞれの段階が重要だと思っていて、最後の終令幼虫は頭幅が、それ以上に変わることはありませんので、つまりは加齢過程の中で伸ばすしかない。というのが個人的な考えです。
よって、なるべく初令初期段階から試したい菌糸を食わせたいわけです。
これが卵や初令初期幼虫での割り出しを行っている理由にもなっています。
勿論、体質や形状の変化については、「遺伝子要素」がもっとも重要なファクターであることを前提にした上での話です。
ここに、飼育手法がどの程度影響するのかという疑問。
今回、敢えてWILDの血に掛けているのは、極太などを目指しているのではなく、通常飼育(当方なりの)と、仮定に対する検証飼育の差を見たいので、分かりやすいWILD形状を比較対象としているためです。
この後に行う、メインラインのインブリード手法はもう決定しているので、検証等を別ラインでやっているわけです。
管理頭数が増えてきました。
部屋を整理します。
それでは次回も楽しみに♪
P.S.
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当方の発信する情報が、価値のある情報かどうかはまだ分かりません。
飼育情報を共有させていただくために書いているブログですが、情報の交換などもしていきたいです。
今後ともよろしくお願いいたします(´・ω・`) by Dra-kuwa