『内歯中間type』D.titanus ssp. Pulau Peleng

ペレン島産ヒラタクワガタ。

ペレン島の西部には、ヒラタクワガタのスラウェシ亜種(Dorcus titanus typhon)が生息し、

東部には原名亜種(Dorcus titanus titanus)が生息しています。

そして、島内には亜種間の係争地が存在し、自然下において交雑個体が存在します。

今回、ちょっと面白いWILD個体(2産地)を手に入れることが出来ましたのでご紹介します。

比較検証サンプルとして購入したもので、ブリード予定はありません。

Barat(西部)ペレン、Mt.Matoa産の内歯中間type個体。

亜種typhon産地の個体、よって輸入手続き上のラベルはtyphonとなっているようで、現状としては自然下交雑の可能性が高いですが、詳細不明・未同定ということになるかと思いますので、我が家での管理ラベル上はssp.としておきたいと思います。

つづいては、

Timur(東部)ペレン、Mt.Lata産の内歯中間type個体。

原名亜種titanus産地の個体、よって輸入手続き上のラベルはtitanusとなっているようで、こちらも現状としては自然下交雑の可能性が高いですが、詳細不明・未同定ということになるかと思いますので、我が家での管理ラベル上はssp.としておきたいと思います。

どちらも、亜種特徴的にはそれぞれtyphontitanusと言うわけにもいきませんし、

かといって、typhon×titanus は遺伝子証明が出来ていませんし。。。

悩ましいところではあります。

もし、詳しい方がいらっしゃいましたら、ご教授願いたいです。

とりあえず、個体としては非常に面白いですね~。

西部と東部、それぞれの交雑(と思われる)個体の比較。

見た感じ、最も分かりやすいのは大顎形状。

特に、基部から最大内歯にかけての形状の違いは、だれが見ても一目瞭然ですね。

どちらもそれぞれの血の濃さが現れているように思えます。

前胸・頭部の質感は、東部産の方がややマットで艶消し感があります。

しかし、並べて比べてみないと分からない程度です。

東部産ssp.については、近いうちに原名亜種との比較をしてみたいと思います。

完全に興味本位で手に入れたペレン島産ヒラタクワガタの2産地個体。

様々な個体サンプルが増えていくと、もう少し原名亜種の産地形状差が見えてきたりするのかな。

ゆっくり楽しんでいきたいと思います。

それでは、次回をお楽しみに♪

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